先物取引・オプション取引
ビギナーの方はあまり馴染みのない取引かもしれませんが、資金効率が高く、魅力のある商品です。
今回は先物取引・オプション取引の仕組みなどを簡単にわかりやすく解説していきます。
魅力はあります。しかし、ビギナーの方にはお勧めしません。なぜなら、リスクがかなり大きい商品だからです。
いわゆるハイリスク・ハイリターン商品です。今回は基礎的なところを解説していきます。
先物取引とは
特定の商品を将来の一定期日にあらかじめ取り決めた条件で売買することです。
将来のある期日の取引になりますので、契約した時点では代金支払いと商品の受け渡しは行なわれないため、期日前に買い手は契約を転売でき、売り手は買い戻すことができます。
大きな特徴は、文字通り商品に投資をすることです。
株の取引やFX等に比べると身近なものに投資をするので、仕組みさえ理解できれば理解しやすい人が多いはずです。
また、取引する期日が決まっている点も特徴として挙げられます。
株式などのように、商品をいつまでも保有しておくことはできません。
その期日が来れば、予想した価格より高くても安くても自動的に決済されます。
株式やFXなどと同じく、元本が保証されません。
先物取引の主な用語
「限月(げんげつ)」
先物の期限が満了する月のこと。 例えば、4月に期限が満了する取引であれば4月が限月となります。
「隔月(かくげつ)」
ひと月おきに取引が行われること。
「連続(れんぞく)」
毎月取引が行われること。
「SQ(Special Quotation) 特別清算指数」
当該限月の第2金曜日に算出され、先物とオプションの両方の精算がある3.6.9.12月の第2金曜日に算出されるものをメジャーSQ、それ以外の月の第2金曜日に算出されるものをマイナーSQと言います。
ちなみに、各限月の取引最終日は第2金曜日の前営業日となります。
活用次第によって、利益にも損失にも成りうる追加証拠金
「証拠金」
先物取引は、将来に商品を売買するという約束を取引するもの。といっても、口約束で契約するわけにはいきませんから担保として納めるのが証拠金です。
「サーキットブレーカー」
先物取引の市場において、価格が大きな変動を見せた際に対応されるサーキットブレーカー。値幅制限や取引中段による相場の保険のようなものです。
「レバレッジ」
レバレッジは「梃子(テコ)の原理」を意味します。
この意味から転じて、投資の世界では少ない資金で大きな取引をすることをレバレッジを効かせるなどと言います。
先物取引の商品
「東京証券取引所の場合」
「オプション取引とは」
権利を売買する取引です。
ある特定の商品をあらかじめ定められた期日にあらかじめ定められた価格で買う、または売る権利です。
買う権利をコールオプション、売る権利をプットオプションといいます。
このコールオプションまたはプットオプションを売買することをいいます。
なお、日本のオプション取引には、日経平均株価オプション取引(大阪取引所)
TOPIXオプション取引(大阪取引所)などの株価指数オプション取引や、長期国債先物オプション取引(大阪取引所)などの債券先物オプション取引などがあります。
オプション取引の主な用語
「オプション料(プレミアム)」
オプションの買い手は、その権利獲得のために権利料をオプションの売り手に支払いますが、その権利料のことをオプション料(プレミアム)といいます。
「原資産価格」
オプションの対象商品(日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)、長期国債先物など)の価格を言います。
「権利行使期間」
オプションを権利行使することができる期間です。なお、権利行使することができる最後の日を権利行使最終日(満期日)と言います。
満期日までの間、いつでも権利行使できるものをアメリカンオプション
満期日のみに権利行使できるものをヨーロピアンオプションと言います。
「権利行使価格」
権利行使価格とは、原資産を買う権利または売る権利を行使するときの決められた売買価格です。
権利行使価格は、取引開始前に決定されます。
オプション料(プレミアム)は、実際の原資産価格と権利行使価格との乖離(かいり)によって変動しますので、タイミングを計った売買で利益を獲得することが可能であり、数多くの投資家がこれを狙って取引を行なっています。
「ボラティリティ」
ボラティリティとは、原資産価格がある一定期間においてどの程度の変動性を持っているかということです。
4つのポジション
「コールオプションの買い」
オプション料(プレミアム)を支払い、原資産を権利行使価格で買う権利を買うことです。
コールオプションの買い手は、原資産価格に応じて権利を行使できます。
「コールオプションの売り」
オプション料(プレミアム)を受取り、原資産を権利行使価格で買う権利を売ることです。
コールオプションの売り手は、コールオプションの買い手が権利を行使した場合、それに応じる義務があります。
「プットオプションの買い」
オプション料(プレミアム)を支払い、原資産を権利行使価格で売る権利を買うことです。
プットオプションの買い手は、原資産価格に応じて権利を行使できます。
「プットオプションの売り」
オプション料(プレミアム)を受取り、原資産を権利行使価格で売る権利を売ることです。
プットオプションの売り手は、プットオプションの買い手が権利を行使した場合、それに応じる義務があります。
まとめ
今回は簡単に、基礎的な解説をさせていただきました。
自分で書いておいてなんですが、よくわかりませんよね?
わからない上であえてこの世界に飛び込む必要がありますか?と思います。
ましてや、潤沢な資金を持っているいわゆる投資家が行う商品で、サラリーマン投資家等が取り組む商品ではありません。
ただ、用語や、基本を知っているのはとても良いと思います。
ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ(^^♪
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