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普通預金と当座預金の違い

 

 

 

給与の入金があったり、毎月決まった日に公共料金が引き落とされたり、ATMから現金を引き出したりで普通預金口座を使っている人は多いと思います。

 

法人においても社員へ給与の支払いや取引先からの振込に普通預金口座が使われています。

 

普通預金口座があれば、全て事足りてしまうように思いますがほかにも様々な預金口座があり、その中の1つに当座預金があります。

 

銀行の窓口やATMなどで当座預金や当座などの文字を見たことがあるかと思います。

 

もちろん、名前が違うだけでなく特徴が大きく異なります。

 

今回は普通預金当座預金の違いについて簡単にわかりやすく解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

普通預金当座預金の基本           

 

普通預金とは                

 

冒頭でも記載したように給与の入金・振込や公共料金の引き落とし、ATMからの引き出しなど普段使うのが普通預金です。

 

また、個人だけでなく法人でも支払いや振り込みなどに使用されています。

 

 

当座預金とは

 

当座預金は、日本国内では主に法人や個人事業主が使う銀行口座で、普通預金との

一番大きな違いは手形小切手が使えることにあります。

 

※手形・切手については「手形と小切手の違い」に詳しく記載しております。

 

海外などでは小切手などを使うケースも多いため個人でも当座預金を所有している場合が多くありますが、日本では手形や小切手を個人で使う習慣があまりなく、普通預金と違って開設に手間や審査がかかるため個人で当座預金を持っている人は稀です。

 

 

 

 

 

 

 

 

普通預金当座預金の違い          

 

ほかにも普通預金当座預金には様々な違いがあります。その代表的な違いについていくつかご説明していきます。

 

 

利息

 

普通預金の場合は口座にお金を預けておくと利息がつきます。

 

現在の銀行利息は三菱UFJ銀行で0.001%です。(2020年4月17日現在)

 

ちなみに、当座預金の場合はいくら預けても利息は一切つきません。

 

正直、利息のことだけを言えばどちらも変わらないに等しいです。

 

 

金保

 

普通預金の場合はペイオフ制度により、銀行が倒産した場合でも個人・法人を問わず

1つの金融機関につき預金者1人元本1,000万円までとその利息が保障されます。

 

ちなみに、外貨預金譲渡性預金金融債などはペイオフ対象外ですのでご注意ください。

 

当座預金の場合は同じくペイオフ制度により、行が倒産した場合でも元本満額が保障されます。

 

 

 

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手数料

 

普通預金の場合は指定のATM以外や時間帯などによっては預金の引き出しには手数料がかかります。

 

当座預金の場合は預金を引き出すにも小切手を使用するため手数料はかかりません。

 

特に会社で支払いをする場合、高額な支払いをすることも多く、それに合わせて高額な手数料がかかってしまうこともありますが、小切手で支払うことで手数料がかからず支払いをすることが可能になります。

 

 

当座貸越契約

 

“当座勘定取引契約を締結している銀行と取引先との間で当座貸越契約によって定められた極度額まで、取引先が当座預金の残高を超える額の支払いを約束手形や小切手または引き受けた為替手形を銀行が支払い義務を負うことを約束する契約で、銀行が手形、小切手または為替手形の支払い資金を貸し付ける貸付取引のこと”

 

普通預金の場合は当たり前ですが、残高が0円になると振込や引き出しは一切できません。

 

当座預金の場合は当座貸越契約を銀行と結ぶことで残高がない場合でも支払いなどができるようになります。

 

通常、銀行に融資などを受ける際はその都度銀行に行き、書類を書いた上で審査を受ける必要がありますが、当座貸越契約とは事前に審査を受けておくことで制限の範囲以内であればいつでも融資を受けられる仕組みのことです。

 

もちろん、融資を受ける形ですので融資金額に応じて金利がつきますが、当座預金の残高がなくても手形や小切手を振り出すことで支払いなどをすることが可能になります。

 

 

通帳と当座勘定照合表の違い

 

普通預金の場合は近年、インターネットバンキングの普及により通帳のない普通預金口座もありますが、通常は普通預金には通帳が付いてきます。

 

銀行の窓口やATMなどで記帳を行うことで、預金の預け入れや引き落としなどの金額を時系列で確認することができます。

 

当座預金の場合は通帳自体がありません。その代わりに当座勘定照合表が銀行から郵送されてきます。

 

銀行などによって異なる場合もありますが、通常は当座勘定照合表は毎月郵送されてきます。(一部銀行では廃止している銀行もあります)

 

 

出金限度額

 

普通預金の場合は銀行やカードの種類などによって異なりますが、出入金の限度額が設定されており、ATMから操作する場合引き出しは50万円まで、振込は100万円までといったように上限があります。

 

当座預金の場合はそのような限度額がありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ                   

 

個人で当座預金口座を開設することは、あまりないと思います。

 

しかし、当座預金での取引上生じる考え方は知っていて損はありません。

 

すこし理解しずらいかもしれませんが、太字を注視していただければわかりやすいかと思います。

 

 

ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ(^^♪

 

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