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小切手と手形の違い

 

 

小切手と手形はなんとなく耳にはしますが、最近ではあまり馴染みのないものになってきたように感じます。

今回は小切手と手形の違いについて簡単にわかりやすく解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

小切手とは                 

 

小切手と手形はどちらもお金の代わりになる有価証券(商品券や株券と同じ)で

所定の方法でどちらも現金に変えることができます。

 

つまり、振出人は小切手に金額などを書いて現金の代わりに相手に渡すことで支払いなどをすることができ、受取人は受け取った小切手を銀行などに持っていくことで現金に変えることができます。

 

支払いなどで多額の現金を持ち運ぶ必要がないので安全な取引方法になります。

 

小切手と手形の最大の違いは現金化できるタイミングです。

 

小切手はそれに記載されている振出日(通常、渡された日の日付)の当日でも銀行窓口に持っていくことで現金に代えることができます。

 

注意点は振出日の翌日から数えて10日までが換金の期日となることです。

 

10日を過ぎてしまった場合でも現金化は可能ですが振出人が支払委託の取消を行うと銀行は受取人に支払いをすることができなくなってしまいます。

 

原則、翌日から数えて10日以内に換金するようにしましょう。

 

近年、ネットバンキングの普及により振込の方が便利と考えるかもしれませんが、振込の場合は振込金額に応じて手数料がかかりますが、小切手の場合には手数料はかかりません。

 

ただし、小切手用紙は銀行で購入する必要があり、三菱UFJ銀行の場合1冊(50枚)で2,160円です。

 

少額の取引などにはあまり利用する機会はありませんが、ある程度高額な取引で小切手を利用する方が振込にかかる手数料などよりも費用を安くすることができます。

 

しかし、現金化するためには窓口に行くことが必須になります。

 

 

 

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手形とは                  

 

小切手と非常に似ていますが、最大の違いは小切手がすぐに現金化できるのに対して

手形はある一定の期間後に銀行に持っていくことで現金化できる有価証券になります。

 

つまり、手形の振出人からするとその時にお金が無くても期日までにお金を用意すれば

現金の代わりにいますぐ支払いをすることができると言ったメリットがあります。

 

現金化できる支払い期日は一般的には1ヶ月後から最大でも120日後程度の支払い期日

とする場合が多く、小切手同様に手数料はかかりません。

 

 

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小切手と手形のデメリット          

 

小切手と手形に違いはありますが、どちらも手数料がかからずに手形は現状で現金がなくても支払いができるなどのメリットもありますが当然デメリットもあります。

 

受取人が指定の期日内に小切手または手形を持って銀行に行き、現金化をしようとしても振出人の口座にお金がない場合には現金化することはできません。

 

また、そうなる状態を不渡りと言い、小切手や手形を振出した方は、不渡りを半年以内に2回出してしまうと銀行取引(借入や小切手、手形といった当座預金を使った取引)が一切できなくなる取引停止処分を受けます。

 

不渡りを出せば取引先から信用力が低いと判断されることになってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ                   

 

小切手や手形は普通に生活する上では馴染みはありませんが、覚えておいて損はないと思います。

 

 

 

 

 

 

ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ(^^♪

 

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